一語一会 文書版更新 【第21回】
- 敷島分会 天理教青年会
- 2021年9月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年9月6日
今回のタイトルは
【徳】
イニシャルK

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ある先生に「徳」とは喜べる力だと教えていただいたことがあります。「徳」という言葉は、お道ではよく出てくる言葉でありますが、自分自身には明確な答えがなく自信をもって人に伝えることができませんでした。この、「徳」というのは喜べる力であると聞いて、なるほどと納得がいき腑に落ちたように思います。そう思うと同時に、私自身まだまだ「徳」がないなぁ〜と反省します。
普段生活をしていて自分がどれだけ喜べているかなぁ〜、と思うと全く喜べていない自分がいます。朝起きて目が見える、耳が聞こえる、言葉が話せて食事が食べれる。ごく当たり前のことではありますが、これも全て神様のお働きです。しかし、このことがあまりにも当たり前になりすぎていて、有難みに気づけていない自分がいます。そんな時に身上を見せて頂き、普段、当り前にしていたことができなくなり、初めてこの身体というものは神様からの借り物だということに気づかせて頂きました。身上を頂いた時に、なぜ自分がこんな事になってしまったんだろうと思いました。自分なりにはではあるが、一生懸命にお道の御用に通らせて頂いていたつもりではあったので大変ショックをうけ、本当に神様はいるのか、神様はなにを知らせてくださっているのだろうかなど、神様を疑う気持ちにまでなっていました。しかし、この「徳」というのは喜べる力なんだというお話を聞いて、全て、神様の親心なんだと気づかせて頂きました。当り前のことができなくなった時に初めてこの身体に喜べるようになり、また普段の当たり前の生活に喜べるようになったように思います。そう思うと、親神様が私に少しでも「徳」をつけさせてやろうと先回りして下さったんだと感じます。
教えは知識としてあっただけで全く心に治まっていませんでした。この身上を頂き少しではあるが教理が心に治まったように思います。これからは、当たり前こそが本当は素晴らしいことなんだと喜ばせてもらい、しっかりと徳(喜べる力)をつけさせて頂きたいと思います。
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ありがとうございました。
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